転職体験記 no.016:

- S.Yさん(当時52歳)
- 前職:生命保険会社の営業、正社員、年収1,200万円
- 現職:外資系生命保険会社の営業、正社員、年収1,500万円
- 転職期間:3カ月・応募:3社・面接:2社
- 利用したサービス:リクルートエージェント
- 成功?失敗?:営業成績も年収もアップで大成功。
年収1,200万円の保険営業職。家族3人不自由のない生活を送る。
Q1:年齢、性別、性格など、S.Yさんについて教えて頂けますか?
A1:転職時52歳、男性です。妻と息子との3人暮らしです。

周りからはポジティブだとよく言われます。
嫌な事があってもマイナスに考えることはほとんどありません。デメリットな事があっても、自分を成長させる材料に過ぎないと捉えることができます。
自分では行動力があると思います。趣味は釣りとバイクで、家で過ごすより外に出かけることが好きです。
Q2:前職について教えてもらえますか?
A2:生命保険会社の営業です。年収は1,200万円くらいです。
大学卒業後、30年近く生命保険会社で営業をしていました。自分の営業のほか、 エリアマネージャーとして 担当している地域における他の営業職のフォロー業務などが仕事でした。
国家資格であるFP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)2級を取得しています。
給与は歩合制で変動しがちですが、転職時の年収は1,200万円ほどでした。 家族3人を養っていけるだけの収入は充分ありました。
さらなる年収アップを狙え!行動力で決行する前向きな転職。
Q3:転職の理由は何ですか?
A3:営業成績を上げ収入をアップする手段として転職を決意しました。
高年収だからって、中高年だからって、自分の成長を諦めたくない。
生活に不安はありませんでしたが、営業成績が停滞気味であり、報酬も頭打ちになっている状況には問題意識を持っていました。
そこから自分のさらなる成長のための方法を模索するようになりました。「諦める」という選択はありませんでした。
歩合制は自分の判断が重要。自分の可能性、会社の可能性の両方を模索する。

個人の判断がそのまま成績に反映する歩合制で働いていたからこそ、感じていたことがあります。
生命保険の営業というものは、自分の実力だけでは売り上げを伸ばすのに限界があり、どうしても商品力に頼る部分があります。扱う商品によってはどんなに頑張っても営業成績を伸ばせない事もあります。
そこで、魅力的な商品を扱っている他社に転職をする事も、解決策の1つだと考えました。
それまで自分で獲得してきた顧客を捨ててでも商品力のある会社に転職した方が、将来的に稼げると判断するに至り、転職を決意しました。
過去の実績だけでなく自分を雇った先の可能性をアピールすべし。
Q4:転職期間、応募数や面接数など、転職活動はどうでしたか?
A4:活動期間は3か月、応募数3社、面接は2回です。
主にリクルートエージェントを利用しました。
不安はありませんでした。それまで培ってきた営業力を評価してもらえば、きっと採用に至ると確信がありました。
面接では今までの実績をアピールし、新しい会社ではどのような利益をもたらす事が出来るかをしっかり説明しました。

面接では十分に手応えを感じたので、きっと採用してもらえると思いました。
営業にとって魅力ある商品を扱い、成績も年収も格段にアップ。
Q5:転職後の職種・業務内容・年収を教えてもらえますか?
A5:外資系の生命保険会社、年収は約1,500万円です。
外資系生命保険会社で営業職として働いています。ほぼ歩合制で、年収は1,500万まで増えました。
今回の転職は大いに成功だったと思います。営業がしやすくなり、結果、営業成績も報酬もグンと上がりました。
Q6:これから転職する人へのメッセージをお願いします。
A6:仕事自体は少なくないが、条件にあった職場は少ない。
転職活動で感じたのは、仕事自体は意外にたくさんあるということです。ただし、条件に見合う仕事があるかというと、必ずしもそうではありません。
特に、給与に関して前職以上の仕事を探すのは、かなり難しいと感じました。

中高年の場合、消極的な姿勢での転職は難しく、積極的に自分をアピールする必要があると思います。

確かに、自分が会社にどのように貢献できるかを説明することは、自信に満ちた印象にも繋がります。面接では有効的に働きそうです。
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