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リストラ、いじめ、偏見、苦難を乗り越えた中高年転職の成功体験記。

転職体験記 no.005:

男性 50代 転職体験記 カメラマン 笑顔
  • M.Tさん(当時54歳)
  • 前職:フォトスタジオのカメラマン、正社員、年収360万
  • 現職:家電販売店の販売員、正社員、年収400万
  • 転職期間:6カ月・応募:1社・面接:1社
  • 利用したサービス:ハローワーク、新聞の求人情報
  • 成功?失敗?:挫折を味わいながらも、起死回生の再転職で成功!

中学時代からの夢を叶え、カメラマンとして順風満帆な日々。

Q1:年齢、性別、家族構成は?
A1:52歳。男性。妻と子供2人の4人家族です。

Q2:前職について教えてもらえますか?
A2:写真館のカメラマンです。正社員で、年収は360万くらいでした。

中学時代にバイトをしていた写真館でカメラの魅力にはまり、専門学校卒業後、バイト先の写真館にカメラマンとして就職しました。

記念日写真、証明写真、幼稚園・保育園での行事写真の撮影・現像が主な仕事です。カメラの販売や修理対応も行っていました。

年収は360万、そのうちボーナスが60万前後でした。

30年働いた写真館から突然のリストラ、50代の未来に暗雲漂う。

Q3:転職の理由は何ですか?
A3:親族以外の全従業員のリストラが理由です。

社長の息子がサラリーマンを辞めて写真館を継ぐことになったタイミングで、店の規模を小さくして家族経営でやっていくとの方針を説明され、従業員は全員リストラとなり、転職に至りました。

Q4:転職期間、応募数や面接数など、転職活動はどうでしたか?
A4:実は転職には1回失敗しているのです。

周囲の視線や生活への不安から、焦りが先行した1回目の転職。

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M.Tさん

まずハローワークを利用しましたが、「まだ働くんですか?」「50代の職場あまりないですよ」と突き放され、繰り返し相談する気になれませんでした。

このころは終身雇用が当たり前の正義であり、私の年齢での転職はイメージが悪く、バカにされる場面も幾度かありました。

子どもも2人いますし、周りからの視線や生活への不安を感じて焦りが募り、とにかくすぐに働こうと、リストラされて1ヵ月と待たずに知人に紹介してもらった印刷屋で働き始めました。

年下社員からのいじめにより、たった3カ月での退社。

ワープロ時代育ちの私にとって、パソコンでの作業は初心者からのスタートでした。最新の機械や携帯についていくのも大変で、年下の社員たちから「こんなのもできない」「使えない」と笑われたり、嫌みを言われるのが日常でした。

陰湿にヒートアップしていくいじめに耐え切れず、3カ月で退職しました。

焦りに呑まれず「急がば回れ」のモチベーションを持つ。

Q5:2回目の転職活動はどうでしたか?
A5:半年かけて準備と求人検討を行い、応募・面接とも1社目で就職しました。

1回目の転職がいじめにより失敗しているので、必然的に慎重になりました。時間をかけても、しっかりと準備を整え、応募先のリサーチも毎回行いました。

職場の年齢層や雰囲気も大事ですが、仕事を長く続けるために好きな分野を狙える職場を優先し、子供もまだ中学生でお金がかかるので福利厚生も重視しました。

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M.Tさん

結局、家電量販店に1発で受かり、正社員として就職できました。

もちろん、年齢的にも時間を無駄にできないのは当然です。しかし、少し落ち着いて自己分析や就職準備をすることは、一見時間がかかりそうですが、焦って安易に転職先を決めて失敗するよりは、実際は、早く確実に成功につながると思いました。

転職後は福利厚生が充実した会社で働き、貯蓄も可能に。

Q6:転職後の職種・業務内容・年収を教えてもらえますか?
A6:家電量販店の販売員。年収は400万、うちボーナスが100万ほどです。

洗濯機と掃除機コーナーの販売員として働いています。私と同じく50代で転職してきた同僚も多く、商品についての勉強も積極的に行っています。もちろん、カメラコーナーの担当狙いです。

ローテーション勤務で子どもと休みが合いにくくなったのは残念ですが、福利厚生がしっかりしているので、安心して仕事に打ち込むことができ、貯金も可能になりました。

中高年の転職に対する負のイメージに踊らされる必要なんてない

Q7:2つの転職活動を振り返って何を思いますか?
A7:周りの反応に敏感になり過ぎていた気がします。

振り返ってみると、「中高年の転職」にいちばん敏感に反応していたのは、私自身だったのかもしれません。「なんとなく恥ずかしい」という気持ちを持ち続けてしまったことで、無意味な焦りや不安を自ら招いていたような気がします。

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M.Tさん

今の時代は1つの職場に固執せず、給料や待遇がよくなければすぐ転職する人も増えていると思います。

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agenasubi

転職へのイメージは、時代を経て、少しずつ少しずつ前進しているのかもしれませんね。

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