
なぜ、個人事業主こそiDeCo(個人型確定拠出年金)なのか。
Hataraq.com では、これからの時代を楽しく生き抜いていくために、資産の管理・運用についても積極的に考えていきたいと思います。
国も企業も、我々を守ってはくれません。我々が自力で、自分自身と愛する人の生活を守らねばならない。
今の生活も、万が一の事態への備えも、老後の人生のことも考えなくてはならない。資産運用の知識がない状態で、大切なお金を投資するのは怖いですよね。そんな投資初心者も、とりあえず【iDeCo】でスタートすることをおすすめします。
個人型確定拠出年金(iDeCo)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度です。
この制度への加入は任意で、ご自分で申し込み、ご自分で掛金を拠出し、自らが運用方法を選び、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受けることができます。また、掛金、運用益、そして給付を受け取る時には、税制上の優遇措置が講じられています。
国民年金や厚生年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための資産形成方法のひとつとしてご活用ください。
iDeCoってなに? @ iDeCo公式サイト
ちょっとわかりにくいですね。ポイントだけ整理しましょう。
個人事業主は イデコで【自分で年金】を。
厚生年金・企業年金・退職金のないフリーランスは、【自分で年金】としてiDeCoを採用して老後に備えるべし。
一般的には自分年金と呼ばれるようですが、あえてもっと能動的な感じに自分で年金と呼びましょう。
若いうちに始めなければメリットがない、と誤解している人も多そう。アラフィフでも、やらないよりやったほうがずっとお得です。
個人事業主は イデコで【節税】を。
iDeCoの大きなメリット、【節税】効果を見逃すな。
iDeCoは「老後のために」有用なだけではありません。個人事業主にとっては「今このときのために」でもあるのです。それは、個人事業主にとって死活問題の【節税】効果があるから。
主に二つの節税が可能です:
- 積み立てた金額が所得控除の対象になる
- 投資の利益に課せられる20%の税金が免除される
とにかく①の節税をしなければ損。シミュレーションします。
50歳スタートの iDeCoシミュレーション。
さて、iDeCoは20代30代で始めなくても、それでもiDeCoには十分メリットがあるということを、具体的に数字で見てみましょう。
試算には、iDeCoと積立NISAを同時に試算できて便利、という理由で、マネックス証券のつみたてNISA・iDeCoシミュレーションを使いました。
私自身の現在の運用実績が+7.6%なので、想定利回りは強気(5%)で試算。
年収300万、毎月10,000円積み立てる場合。

年収700万、毎月30,000円積み立てる場合。

年収1,000万、毎月目一杯の68,000円積み立てる場合。

ただただ銀行に寝かせておくのではなく、余裕資金を iDeCo口座に回す。それだけで、これだけの節税ができ、これだけ自分年金が貯まるのです。
20代30代で始めるiDeCoの破壊力にはかないませんが、40代50代のスタートでも十分やる価値がありますね!
まずは、ご自身のスペックで シミュレーションしてみてください。
Check! つみたてNISA・iDeCoシミュレーションマネックス証券個人事業主、どう考えてもiDeCoを始めて損はしません。。。
3年前にはじめてiDeCo(個人型確定拠出年金)の存在を知った時、衝撃を受けました。なぜ、こんなに個人事業主にとってプラスになる制度が、もっと周知されないのかと。
だからこそ、

個人事業主のみなさんには、できるだけ早くiDeCoを知って、できるだけ節税してほしい!
ヒヤリングをしてみると、まだまだ多くの「iDeCoを知らない小規模個人事業主」がいます。
政府はもっとこの制度を広く知らしめるべきだと強く感じます。働き方を改革するなら、よりよく働ける環境を整えてほしいものです。
個人事業主のiDeCoについて、さらに掘り下げます。
節税効果があって自分で年金の積立もできる、メリット大の【個人事業主のiDeCo】について、もっと考え、もっと周知していきたい。
そこで、元証券系シンクタンク・現在経営コンサルの凸守氏に助っ人をお願いしました。

個人事業主のためのイデコについて、メリットもデメリットも噛み砕いて書いていきます。ちょっと堅苦しいですが(笑)ぜひご一読を。
次回は、【 iDeCo基礎知識 01:年金について考えてみる】です。
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