
【誰が日本の労働力を支えるのか?】
著者: 野村総合研究所
出版社: 東洋経済新報社
発行日: 2017/4/7
- 労働力激減時代の衝撃
- 外国人労働者は日本を救えるのか?
- テクノロジーは日本を救えるのか?
- デジタル労働力との共生
- 近未来シミュレーション、2030年の日本
- 新しい時代の到来と私たちの選択
本書のテーマは「2030年の日本を考えること」であり、その先の見通しは提示されない。2030年といえばたった10年後のこと。その意味では少々物足りない。
また、「シニアや女性がもっと自由に働く環境が用意されたとしても、それでは日本全体の労働力をまかないきれない」という試算のもと、1)外国人労働力と2)デジタル労働力だけを柱に構成されている。
この書籍から読み取れるのは、我々大人が働き続けるためには、上記の2つの労働力と協働できる労働力であり続ける必要があるだろう、ということ。
つまり、、、 ともすれば中高年が避けがちな、1)語学・コミュニケーション力と、2)ITリテラシーがキーワードになってくる。だろうと。
自動翻訳機が市場に出回り始めたことだし、語学の心配はなくなるかもしれないけれど、異文化を理解して健全なコミュニケーションを取らなければ、お互いにとって快適な職場環境は作れない。
ITリテラシーについては言わずもがな。ぜひスマホやパソコンと仲良くして、時代においていかれないようにいたしましょう。
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