
全員転職時代のポータブルスキル大全
編集: HRインスティテュート
出版社: KADOKAWA
発行日: 2019/05/24
- 戦略思考編 ― 柔軟性こそが最強の武器である
- コミュニケ―ション編 ― どこでも誰とでも繋がれる「人間力」を磨く
- 目標設定編 ― 「人が共感する」目標を設定せよ
- 分析編 ― 「人間だからできる」分析力を研ぎ澄ます
- 時間管理編 ― 最短の時間で最高の成果を手に入れる
- メンタル編 ―「一緒に働きたい」と思われるマインドを磨く
- リーダーシップ/チームビルディング編 ―「どこでも、誰とでも」成果を生み出せる
コンサルタントが本気で考えた、どこでも活躍するための必須スキル104!
執筆チームのコンサルタント全員が転職経験者!
国内外で活躍する人財育成コンサルティング集団「HRインスティテュート」が25年間、10万人の能力開発をサポートして集めた、部署が変わっても、会社が変わっても、業界が変わっても戦える・勝てる104スキル。「何を隠そう(中略)本書執筆に携わったチームの全員が転職経験者である」という前書きを見て、本書をナナメ読みするのをやめようか、一瞬躊躇しました。イマドキ転職なんてまったく「何を隠さない」わけで。コレ、誰向けの本なのだろう?と。
意地悪な感想から始めてしまいましたが、、、
ポータブルスキルって、具体的にどんなスキルなのか。
ポータブルスキル=業種や職種が変わっても通用する、持ち運び可能な能力
厚生労働省HP
コチラ↓、厚労省HPから。

抽象的ですね。
そこで本書の助けを借りてみましょう。わかりやすそうなものをいくつかピックアップしてみます。
- ロジカルシンキング
- 根回し力
- プロファイリング
- 分析力
- ポジティブシンキング
- ダイバーシティ
- グローバルマインドセット
会社に寄りかからない、自分の力。
こういうスキルを、言葉尻ではなく、本当に持ち歩けたらいいのに!と、転職エージェントを経験した私は心底思います。
ポータブルスキルは転職に役立つのか。
転職関連サイトがあちこちで「ポータブルスキルは転職に役立つ!」というコラムを掲載しています。
実際には、現状、ポータブルスキルというのは、転職に役立つというよりも「職務そのもので役立つ・転職後に役立つ」スキル。
確かに:
- 職務経歴書に盛り込む
- 面接で盛り込む
ことで、転職活動を多少有利にできるかもしれません。ただ転職活動の現場では、経験や結果が重視されることがほとんどです。
働く人に寄り添うキャリアコンサルタント、育てるという視点から人と関わる人材育成コンサルタント、企業側に立つ転職エージェント、そしてなにより人を求める企業が、協力してポータブルスキルのポータブル化を実現できたら。
人はもっとよく働き、企業はもっとよい仕事ができるようになるのではないでしょうか。
私も引き続き、40代50代60代overの【ハタラク】について考えていきます。
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