
いきなり、夫のDVからシングルマザーとなり、派遣コールセンターでなんとか生活を守っているシニア女性の体験談から始まります。
どれも重い体験談ばかりですが、まとめ方がうまいので、先輩の話をうなずきながら聞いているような気持ちで読み進めることができました。
シニアシングルズ – 女たちの知恵と縁
著者: わくわくシニアシングルズ
出版社: 大月書店
発行日: 2018/11/19
- 不安のなかの中高年シングル女性たち
- 働くことをやめられない
- 「家」という大問題
- なお、のしかかる教育ローン
- 年金だけじゃ暮らせない
- 待ったなし、親の介護にどう向き合うか?
- それでも今を前向きに生きる
- 年金・貯金が少なくてもなんとか暮らす
落合恵子さん推薦! 人とのつながりを力に今を生きるシニアシングル女性の知恵と現実を、それぞれの経験と調査で示す。
50才以上の単身女性530名を対象に、2016年に独自のアンケート調査が実施され、年金生活を送る高齢単身女性の約半数が生活保護水準以下の生活をしていることが明らかに。
最終章では、年金・社会保障制度について、具体的にわかりやすく説明されています。まだまだ先のこととはいえ、親や家族のためにも、理解しておいて損はありません。
巻末のアンケート結果も参考になります。
細く長くゆるやかに働くということ。
本著の中で、細く長く働くことが、これからの時代、経済的に必要であることが浮き彫りになりました。
Hataraq.com は、このような経済的理由に加えて、働くこと・生きることを楽しむことも、細く長くゆるやかに働くことの大きな理由であると考えます。
たくさんの同期のみなさんといっしょに、これからの働き方の可能性について、考えていきたいと思っています。
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